日本とユニセフがコロナワクチン保管用冷蔵庫をインドネシアに寄付
6月27日付けdunia.tempo.coによると、日本政府とユニセフは、インドネシア国内で新型コロナウイルスワクチンの保管と配送を支援するため、保健省に300のワクチン保管用冷蔵庫を譲渡した。ワクチン保管用冷蔵庫は7州と27郡の34カ所のワクチン保管センターへ届けられ、ワクチンの保管容量を増強させる予定。この供与は、2億3460万人のインドネシア国民が新型コロナウイルスへの免疫力をつけるためにインドネシアで進行中のキャンペーンを支援する、日本のより広範な取り組みの一環。金杉憲治在インドネシア日本国大使は、「広大な群島国家であるインドネシアにとって、全国で新型コロナウイルスワクチンの接種を確実に実施することは課題である。ユニセフとのパートナーシップによる300台のワクチン保管用冷蔵庫の供与は、国の隅々までワクチン接種を行うインドネシアの取り組みへの日本の『ラスト・ワン・マイル支援』の一環である。この高品質なコールドチェーン機材は脆弱な人々がワクチンを接種するのを助け、インドネシアの保健システムを強化することにも資する」と述べた。
日本政府は、ワクチンを安全に保管するためのウォークイン・コールドルーム50台や正確な温度でワクチンを確実に保管するための遠隔温度モニタリング装置を含む、さまざまなコールドチェーン機材をインドネシアに供与することにコミットしてきた。ユニセフ代表代行のロバート・ガス氏は、「日本の支援により、より多くのワクチンを安全かつ公正にインドネシア全土へ配布することが可能となり、子供やその家族による新型コロナウイルスワクチンへのアクセスが改善される」と述べた。
日本は、インドネシアにおける子供の教育、健康と福利へのコロナ禍の影響を軽減するためにユニセフを支援し続けている。これには、パプア州と南スラウェシ州で子供たちの学習、健康、心理社会、水、衛生管理のニーズに取り組む「学習への安全な復帰プログラム」や、南スラウェシ州、パプア州、東ヌサトゥンガラ州において、5~8歳の脆弱な子供たちが幼児期開発サービスを安全に利用するのを支援するよう設計されたプログラムも含まれている。
出典:dunia.tempo.co(インドネシア語)
【インドネシア国内の新型コロナウィルス感染状況(2022年 6月29日時点)】
《インドネシア国内》
感染者数:6,086,212人(前日より2,149人増加)
回復者数:5,913,307人(前日より1,282人増加)
死亡者数:156,731人(前日より3人増加)
《ジャカルタ特別州》
感染者数:1,268,490人(前日より1,134人増加)
回復者数:1,243,726人(前日より709人増加)
死亡者数:15,303人(前日より0人増加)

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