コロナ治療薬「モルヌピラビル」が到着
1月3日付けcnnindonesia.comによると、保健大臣のブディ・グナディ・サディキン氏は、コロナ治療薬のモルヌピラビルがインドネシアに到着したと述べた。薬は、コロナの症例が急増した場合に備えて保管される。保健省は2021年11月に、年末年始後に予測されていた第3波に備え、薬を購入。ファイザー製のパクスロビッドも購入している。パクスロビッドは、死亡率を90%減らし、入院率を70%減らすといわれている。ブディ氏は、パクスロビッドも1月中にインドネシアに到着するとしている。
出典:cnnindonesia.com(インドネシア語)

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【新型コロナウイルス関連情報】2021年12月30日のニュース
インドネシアのオミクロン感染者数が254人に
1月5日付けnasional.kompas.comによると、1月4日、インドネシアでオミクロン変異株により新たに92人が感染した。インドネシアでは、2021年12月16日に保健大臣のブディ・グナディ・サディキン氏がオミクロン変異株による最初の感染を発表し、現在の総数は254件に達している。保健省の感染症予防・管理責任者のシティ・ナディアタルミジ氏はこの数について、239例が海外から持ち込まれた例で、15例が当地での感染であることを明らかにした。239例はトルコ、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、および米国からの入国者 によるもので、ブディ氏は国民に対し、これらの国に渡航しないように呼びかけている。
症状についてナディア氏は、オミクロン感染者の大多数は軽症または無症状で、一般的な症状は咳(49%)と、風邪と同様の症状(27%)であるとしている。疾病管理予防(P2P)部門の責任者ドウィ・オクタフィア氏によると、ジャカルタの感染者のうち、オミクロンによるものは5例で、最初に報告された症例はメダンからジャカルタへの旅行者、2番目はアジア大会選手村のスタッフ、3番目はメダンからの旅行者の家族。一方、ジャカルタ以外では、メダンからスラバヤへの旅行者が2例、バリに旅行したスラバヤ市民が2例報告されている。陽性者は症状の有無にかかわらず、病院で隔離される。陽性判明後は24時間以内に濃厚接触者の追跡も行われている。
出典:nasional.kompas.com(インドネシア語)
【インドネシア国内の新型コロナウィルス感染状況(2022年 1月5日時点)】
《インドネシア国内》
感染者数:4,264,089人(前日より357人増加)
回復者数:4,115,285人(前日より316人増加)
死亡者数:144,114人(前日より9人増加)
《ジャカルタ特別州》
感染者数:865,805人(前日より0人増加)
回復者数:851,424人(前日より4人増加)
死亡者数:13,610人(前日より3人増加)