インドネシア入国にオミクロン用PCR検査を近く実施
12月27日付けcnnindonesia.comによると、保健大臣のブディ・グナディ・サディキン氏は、近く、オミクロン株を検出できるPCR検査を開始すると述べた。ブディ氏は先日、通常のPCR検査とオミクロン用PCR検査には違いがあり、オミクロン用にはSGTFと呼ばれる技術を使った特別なキットがあると説明していた。SGTFは、遺伝子(スパイク)のいくつかが欠落または消失しているオミクロン変異株のゲノムの領域に焦点を合わせたものだが、現在、インドネシアではまだSGTFによるキットは製造されておらず、他の大多数の国同様、韓国から輸入する可能性がある。同時にブディ氏は、SGTF検査は精度がまだ安定していないため、WGS(全ゲノムシーケンス)を使用して再検証する必要があるとしている。
インドネシアでのオミクロン変異株の感染数は新しい年を前に増加しており、12月26日時点で保健省は、国内でのオミクロンの症例は46例と発表している。
出典:cnnindonesia.com(インドネシア語)

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新型コロナウイルス関連情報】2021年12月22日のニュース
初のオミクロン市中感染者がジャカルタSCBD地区で食事
12月28日付けcnnindonesia.comによると、保健省は、オミクロン感染者の一人が、12月17日にジャカルタSCBD地区のレストランを訪れたと発表した。感染者は北スマトラ・メダン市に住む男性(37)で、保健省の感染症予防および管理責任者のシティ・ナディア・タルミジ氏によると、その男性は12月6日にジャカルタに到着、17日にSCBDのレストランの一つで食事を取った。男性に直近数カ月の海外旅行や渡航者との接触履歴はない。男性はジャカルタに約2週間滞在した後、メダンに戻り、12月19日に抗原検査を受け、陽性がわかった。そして12月26日にはWGSによる検査でオミクロン変異株であることが確認された。これによりオミクロン感染者数は47人となった。現在男性はジャカルタの Sulianti Saroso病院で隔離中。ナディア氏は、保健省が観光創造経済庁と協力し、感染者が訪問した場所、SCBD地区、および自宅周辺の追跡調査を行ったことも明らかにしている。
出典:cnnindonesia.com(インドネシア語)
【インドネシア国内の新型コロナウィルス感染状況(2021年 12月28日時点)】
《インドネシア国内》
感染者数:4.262.157人(前日より278人増加)
回復者数:4.113.472人(前日より152人増加)
死亡者数:144.071人(前日より8人増加)
《ジャカルタ特別州》
感染者数:865,130人(前日より96人増加)
回復者数:851,107人(前日より32人増加)
死亡者数:13.605人(前日より1人増加)