オミクロン変異株インドネシア未上陸。ブディ保健相
12月13日付けlifestyle.sindonews.comによると、保健大臣のブディ・グナディ・サディキン氏は、オミクロン変異株がインドネシアに未上陸であることを確認したと発表した。同氏によると、現在、政府はオミクロンの上陸を防ぐため、非常に厳密な水際対策を実施している。「最大のポイントはスカルノハッタ国際空港だ。過去2週間で3万3000人が海外から到着し、PCR検査で98人が陽性だったが、ゲノム配列の分析で全員がデルタ株であることがわかっている。バタム港への海外からの到着は過去2週間で3500人。そのうち、53人の陽性者があり、全てデルタ株。陸路はカリマンタンのエンティコンからの入国者が過去2週間で約2000人で、37人の陽性者がいたが全てデルタ株であった」。
出典:lifestyle.sindonews.com(インドネシア語)

こちらの記事もおすすめ!
【新型コロナウイルス関連情報】2021年12月8日のニュース
インドネシアのブースター優先接種対象者
12月14日付けbbc.comによると、世界保健機関(WHO)は、オミクロン対策として、ブースター接種が必要なカテゴリーの人がいると発表した。インドネシア政府は現在、1回目と2回目のワクチン接種を実施しており、保健省のワクチン接種担当広報のシティ・ナディア・タルミジ氏は、ブースターは2022年初めに高齢者に対して実施を開始する予定としている。ブースターの必要性については専門家の間でもまだ意見が分かれているが、WHOは、免疫力が低下している人や不活化コロナウイルスのワクチンを接種した人は、すぐにブースターを受けるよう推奨している。不活化コロナウイルスのワクチンは、インドネシアで広く使用されているシノバックとシノファームが該当するため、インドネシア政府は2022年に一部有料でブースター接種を行う検討に入った。
出典:bbc.com(インドネシア語)
【インドネシア国内の新型コロナウィルス感染状況(2021年 12月15日時点)】
《インドネシア国内》
感染者数:4,259,439人(前日より190人増加)
回復者数:4,110,574人(前日より247人増加)
死亡者数:143.960人(前日より12人増加)
《ジャカルタ特別州》
感染者数:864,426人(前日より20人増加)
回復者数:850,591人(前日より25人増加)
死亡者数:113,603人(前日より0人増加)