断食月のモスリムのワクチン接種
4月11 日付けhealth.detik.comによると、公務員と高齢者を対象としたコロナワクチン接種プログラムの第2段階は、断食月中も引き続き実施される。インドネシア・ウラマー評議会のファトワ(宗教見解)でも、ワクチン接種は断食を妨げないとしている。セベラスマレット大学の臨床病理学者、トナン・ドィアルディヤント氏は「断食期間中でも日中のワクチン接種を受けるべきだ。最も重要なことは、接種前に十分な休息を取り、栄養バランスの取れたサウール(断食月の朝食)を取ってください」と述べ、さらに「ワクチン接種は安全なので、健康な人だけでなく基礎疾患のある人でも心配受けられる」とコメントした。
出典:health.detik.com(インドネシア語)
【インドネシア国内の新型コロナウィルス感染状況(2021年4月11日時点)】
《インドネシア国内》
感染者数: 1,566,995人(前日より4,127人増加)
回復者数: 1,414,507人(前日より5,219人増加)
死亡者数: 42,530人(前日より87人増加)
《ジャカルタ特別州》
感染者数: 392,598人(前日より1,031人増加)
回復者数: 379,149人(前日より1,426人増加)
死亡者数: 6.424人(前日より7人増加)

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【新型コロナウイルス関連情報】2021年4月7日のニュース
断食月の安全な礼拝のためのWHOガイドライン
4月12日付けhealth.detik.comによると、世界保健機関(以下WHO)はコロナ感染拡大を防ぐため、公式ウェブサイトで断食月のガイドラインを提供している。
①健康的な食生活の維持
断食中は特に体の免疫力を維持するため、健康的な食事を心がける。十分な水分の摂取、糖分を控え、喫煙、ジャンクフードも避ける。
②プロトコルに従い、混雑を避ける
マスクの着用、手洗い、社会的距離の確保の手順に引き続き従い、密を避ける。
③断食明け飲食
断食明け飲食の食料はランチボックスで配布し、各自で食事をする。
④バーチャル・サウール
サウール(朝食)またはイフタール(日没後の食事)を誰かと一緒に実行したい場合、バーチャルで行う。
⑤礼拝時の十分な手洗い
モスクの管理者は信徒間の安全な距離の維持や手洗い場の確保を行う。
出典:health.detik.com(インドネシア語)
断食月のワクチン接種は午前7時〜午後2時まで
4月12日付けcnnindonesia.com/ekonomiによると、断食月のワクチン接種センターの対応時間は7時から14時に短縮される。医療従事者の労働時間の調整と人数の確保が必要なため。なお、これまでワクチン接種センターで接種を受けたインドネシア人は合計41万6000人で、すべて高齢者となっている。

出典:cnnindonesia.com/ekonomi(インドネシア語)
【インドネシア国内の新型コロナウィルス感染状況(2021年4月12日時点)】
《インドネシア国内》
感染者数: 1,571,824人(前日より4,829人増加)
回復者数: 1,419,796人(前日より5,289人増加)
死亡者数: 42,656人(前日より126人増加)
《ジャカルタ特別州》
感染者数: 393,290人(前日より692人増加)
回復者数: 380,506人(前日より1,357人増加)
死亡者数: 6,431人(前日より7人増加)