ワクチン接種者約740万人に
3月29 日付けantaranews.comによると、インドネシアのコロナタスクフォースが医療従事者、公務員、および高齢者ら739万4421人がワクチン接種を受けたと発表した。3月28日との前日比でワクチンの第1回接種を受けた人が15万1219人、2回目を終了した人は 331万3494人増加しており、第1段階、第2段階のワクチン接種の対象となる合計4034万9051人の18.32%が初回接種を受け、8.21%が2回目の接種を終えている。今後も円滑にワクチン接種を継続するため、インドネシア保健省ではワクチン入手ルートの確保に努めている。4月の接種用に準備されているシノバック製ワクチンは700万回分あるが、3月から4月にかけて予定されていたアストラゼネカ製ワクチンのインドネシアへの納入は、感染者が多いインドでの使用が優先されたため、延期となっている。
出典:antaranews.com(インドネシア語)
【インドネシア国内の新型コロナウィルス感染状況(2021年3月29日時点)】
《インドネシア国内》
感染者数: 1,501,093人(前日より5,008人増加)
回復者数: 1,336,818人(前日より5,418人増加)
死亡者数: 40,581人(前日より132人増加)
《ジャカルタ特別州》
感染者数: 380,706人(前日より1,014人増加)
回復者数: 366,542人(前日より1,008人増加)
死亡者数: 6,323人(前日より22人増加)

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【新型コロナウイルス関連情報】2021年3月30日のニュース
偽造マスクに注意!
4月5日付けhealth.detik.comによると、インドネシア保健省は医療用をうたう偽造マスクが市中に出回っていることへの注意を喚起した。こうした偽造マスクは機能面で効果が劣るため、使用しても感染リスクが高い可能性がある。医療用マスクにはサージカルマスクやN95マスク・KN95マスクなどがあり、サージカルマスクは不織布材料を使用し3層で使い捨て。N95マスク・KN95マスクはポリプロピレン製などでより厚い層を持ち、中間層は弾性または帯電ポリプロピレンを使用している。医療用マスクでは、細菌ろ過効率や呼吸抵抗など基準があり、少なくとも95%のバクテリアろ過効率を備えている必要がある。正規の医療用マスクはパッケージに保健省の配布許可証が記載されており、infoalkes.kemkes.go.idでも確認できる。
出典:health.detik.com(インドネシア語)
ワクチン接種による抗体の持続期間
4月5日付けhealth.detik.comは、コロナウイルスが急速に変異し、インフルエンザ同様毎年ワクチンを接種する必要が出てくる可能性があると報じた。コロナ感染で重症化して回復した人の免疫の持続期間が約8カ月であることが分かってきている他、ファイザー・BioNTechも2回目のワクチン接種後、91.3%の人が6カ月間免疫を持つと発表している。こうしたことを受け、インディアナ大学医学部の感染症専門家ラナ・D・ベイボ氏は、インフルエンザの予防接種と同じように、コロナもワクチンの追加接種が必要になる可能性があると述べている。ただし、最初のワクチン接種から追加接種までの期間がどれくらいが適切であるかはさらに研究が必要であるとしている。何れにしても、コロナのワクチン接種を受けても免疫持続期間には限りがあるため、引き続き感染防止対策は必須だ。
出典:health.detik.com(インドネシア語)
【インドネシア国内の新型コロナウィルス感染状況(2021年4月5日時点)】
《インドネシア国内》
感染者数: 1,537,967人(前日より3,712人増加)
回復者数: 1,381,677人(前日より5,800人増加)
死亡者数: 41,815人(前日より146人増加)
《ジャカルタ特別州》
感染者数: 386,989人(前日より523人増加)
回復者数: 374,542人(前日より977人増加)
死亡者数: 6,372人(前日より12人増加)