日系の銀行や日本食レストランがあることからジャカルタ在住の日本人にもなじみ深いミッドプラザは、ジャカルタの商業地区の中心に位置するオフィスビルとして、MidPlaza 1が1980年代に建設された。現在は2つのタワーがあり、多くの日系企業が入居している。ミッドプラザオフィスビルを運営するMIDPLAZA HOLDINGはこの他に、隣接のサービスアパート「ザ・プラザ・レジデンス」、カラワンのサービスアパート「デロニックス」も運営。同社でこれらの物件のゼネラル・マネージャーを努めるラトゥ・ネイラーさんにお話を聞いた。
Profile
ラトゥ・ネイラーさん。ジャカルタ生まれ。インドネシア大学で経済学を学び、卒業後2年間はコンサルタント会社やシンガポールの不動産会社で勤務。その後、ザ・プラザ・レジデンスに入社。リースマネージャーを務め、現在はゼネラル・マネージャーとして活躍している。
Q ミッドプラザオフィスビル、ザ・プラザ・レジデンス、デロニックスのそれぞれのコンセプトを教えてください。
A ミッドプラザオフィスビルには2つの棟があり、最先端の技術を備えたオフィス用スペースをご提供しています。ザ・プラザ・レジデンスは長期滞在用の高級サービスアパートで、カラワンにあるデロニックスは、アパートとホテルを組み合わせたコンセプトで、長期でも短期でもご利用いただけます。
Q 各物件とも日本人に人気があります。理由は何ですか?
A 各物件に日本人営業や日本語可のスタッフを配置しています。ミッドプラザオフィスビルは賃貸用のオフィススペースの他、小売業の賃貸スペースも用意しています。当ビルに日系企業が多い理由の一つは、日系銀行や日本食レストランが入居しているからで、日本人コミュニティーには便利な場所となっています。ミッドプラザに隣接しているザ・プラザ・レジデンスにも同じ理由で日本人に人気です。デロニックスは、カラワン地区勤務のビジネスマンに快適にお過ごしいただけるよう、日本食レストランや大浴場をご用意しています。
Q スタッフはどのように教育していますか?
A デロニックスではホテルの専門知識を持つ人や経験者を採用しています。全物件とも年に3回の社内トレーニングに加え、クロストレーニングとして当グループの市内外の他の物件で研修を行います。クロストレーニングはスタッフが昇進した際に、新しいポジションの仕事や責任について学んでもらうために行っています。当社の物件は日本人ゲストにたくさんご利用いただいていますので、日本の「おもてなし」を学ぶ研修もあります。挨拶の仕方から日本の習慣、文化を理解してもらっています。
Q 3つの物件は今後どういう物件を目指していきますか?
A ミッドプラザオフィスビルとザ・プラザ・レジデンスは占有率がほぼ100%ですが、新しいオフィスビルやアパートがどんどんできていますので、品質を維持し、長くご利用いただける物件を目指していきます。カラワンのデロニックスは占有率アップの他、認知度そのものを高めていきます。


※2020年1月号掲載

Midplaza Holding
Jl. Jend. Sudirman kav 10-11,
☎021-570-7555
www.midplaza.com
設立年●1980年
事業内容●不動産