Global Jaya School(以下グローバルジャヤ)は1995年開校の国際バカロレア(IB)準拠のインターナショナルスクール。タンゲランのビンタロにあり、約7ヘクタールの敷地に充実した設備がそろい、インドネシア、日本、米国など約17カ国からの生徒が在籍する国際的な環境だ。同校でダイレクターを務めるコリさんに、教育についてお話を聞いた。
Profile
Cory Carsonさん(50)。カナダ生まれ。カナダをはじめ、エクアドル、ボリビア、ブラジル、トルコ、カタールなどのインターナショナルスクールで数学や化学教師として約25年の経験を持つ。うち10年は国際バカロレア準拠校での勤務となる。2019年に来イし、グローバルジャヤのダイレクターに着任。
Q ITが発達しグローバル化が進む現代で、理想の教育はどんなものですか?
A 重要なことだけを暗記する従来の学習方法は、現代には適していないと思います。私が考える理想の教育は、生徒が自発的に学び、情報を理解・分析し、自分の考えやアイデア、批判的思考、創造力を持てるように導くものです。
Q グローバルジャヤの教育のコンセプトはなんですか?
A IB-PYP、IB-MYP、IB-DPの3つの国際IBプログラム準拠校として、思考力、社会性、コミュニケーション能力、自己管理能力、研究スキルなどの開発に力を入れています。生徒は何事にも関心と情熱を持ち、自ら質問するようになるので、心身のバランスや学習面で大きく成長します。
Q 生徒はどんな学習をしていますか?
A IB-PYPでは生徒がグループになって興味のあるテーマを選び、研究、観察、展示、プレゼンテーションを行います。IB-MYPでは生徒一人一人がテーマを選び、個人でプロジェックトを行い、研究し、報告書を作成します。ダンスをテーマに選んだ生徒は踊り方を研究し、皆の前で披露します。IB-DPは大学生の研究に近い内容となります。問題を定義し、技術的調査、データ収集を経て、解決策を見つけ、論文を作成します。テーマは経済や地政学などから自由に選びます。
Q 教師はどう教育していますか?
A 教師は全員プロの教育者で、他のIBスクールで教えた経験があります。研修は年間を通して行っており、内容は語学から教育計画立案方法まで多岐にわたっています。
Q 設備面はどうですか?
A 当校の敷地は約7ヘクタールあり、教室、研究室、ラボラトリー、図書館、サッカーコート、体育館、プール、テニスコートなど、心身を発達させるための設備がそろっています。創造力を育成するための音楽室、アートルーム、シアターなどもありますよ。
Q グローバルジャヤの生徒達に将来どんな大人になってほしいですか?
A 道徳的で他人を理解・尊重できる人。平和を愛し、問題解決能力があり、グローバルな舞台で活躍できる大人になってほしいですね。


※2019年10月号掲載

Global Jaya School
Emerald Boulevard Bintaro Jaya Sektor IX
☎021-745-7562
www.globaljaya.com
設立年●1995年
事業内容●教育
