インドネシアとの交流活動をしている日本人女性にお話を聞くコーナー。今月は、駐在妻ブロガーとしてジャカルタの生活情報やイベント情報などを日本語で幅広く発信し、PSBB(大規模社会規制)で日々変わりゆく状況下にあってもジャカルタの貴重な情報を発信し続けている勝浦エリ子さんにお話を聞いた。
プロフィール
勝浦エリ子(かつうらえりこ)さん。大阪府出身。駐在妻として2017年4月に来イ。夫が赴任した2016年10月にspis-mix名でブログ「sehari-hari」を立ち上げる。そのユニークな視点と独特の表現力、他にない情報の豊富さでブログランキング上位の常連となり、現在に至る。
Q ブログを立ち上げた理由は何ですか?
A 海外赴任が決まって、引越の手続きや日々のことを日記として残すためです。その後、実際にジャカルタに来てみるといろいろな店や場所があることがわかりました。そこで、自分が気になるところに行ってみて、ブログで紹介することにしました。私は駐在妻で子どももいますので、自分が動きやすい平日のスケジュールを立てるため、イベント情報もアップしています。日本人対象ではないイベントでもおもしろいのは多いんですよ。私の日記代わりのブログですが、どなたかの参考にしていただけたらうれしいです。
Q ブログからインドネシア愛が感じられますが、当地のどんな点が好きですか?
A 多様な文化と人々のおおらかさです。インドネシア文化は日本人には知る機会が少ないものも多くあります。そこでブログ以外に、ダンスサークルを立ち上げたり、子どもジャワガムラン体験会などを開催しています。インドネシアの作家の作品で面白いものを集め、日本人向けにバザーもやりました。私はこのようにインドネシアが好きですが、やはり外国人なので、出かける時はいつも走って逃げられる靴やサンダルを履くようにしています。
Q コロナ流行下でジャカルタに残られた理由は?
A 夫は仕事柄、たとえロックダウンになっても仕事に行かなければなりません。日本の方が医療面は安心ですが、感染リスクはどこも同じ。世界中が動きを止めようとする中で動く方が怖いと思いました。また、子どもの性格も考え、家族が一緒にいることを選択しました
Q 今だから書いておきたいことはありますか?
A 今せっかくジャカルタにいるので、いろいろなことを見て感じて残しておこうと思っています。コロナ期のジャカルタは渋滞もないし、空気もきれいです。生活情報は、アパートの出入りやエレベーターの乗り方ルールなどの身の回りの変化、行動がどう制限されているのか、食料品などの入手方法など、自分がどう生活したかの生の情報を残そうと思います。コロナ以前はイベント情報記事がよく読まれていましたが、コロナ期に入ってからは明るい話題や笑える話など雑談的なものがよく読まれてます。皆さん、暗いニュースばかりで気が沈みがちなんでしょうね。
Q コロナ後にジャカルタで最初にやりたいことは何ですか?
A コロナ期にインドネシアに残って頑張った日本人で「お疲れ様会」を密集してやりたい(笑)。コロナはいつか終わります。皆さん、それまで一緒に頑張りましょう。
活動で大切にしていること
①自分で情報を確かめる
気になることは直接聞き、できるだけその場に行き、自分の目で見るようにしています。
②感想は正直に書く
ブログは、その時の気持ちを書き留めておく目的なので、自分の感想は正直に書くようにしています。
勝浦さんのブログ
Sehari-hari〜〜ジャカルタで(丁寧な暮らし)ができるか〜…いや、やってないな
https://ameblo.jp/eriko-spis-mix/


※2020年5月号掲載